経営者ランキング資産額トップ20!日本の資産家1位は1兆円超えの大富豪

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By: Mighty Travels

ビル・ゲイツ(Microsoft創業者)にジェフ・ベゾス(Amazon創業者)、マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)などなど、世界に冠たる経営者はどんな人達なんだろう?と興味がわきませんか?特に、すでに経営者であったり、起業や出世などで経営者を目指す方にとっては、モデルとなるそれらの人達のことをよく知ってモデリングしたいと思われることでしょう。

しかし、海外の優れた経営者を真似るのも良いのですが、それよりもわが国日本にいる、現役のトップクラスの経営者を学ぶ方が断然おすすめです!なぜなら、国によって税制や法整備などは大きく異なりますし、同じ日本人のDNAに刻み込まれた成功法則を学んだ方が最短で優れた経営者の特徴を学ぶことにつながると考えられるからです!

そこで、「世界的に認められた日本人経営者」トップ20の方々をこの記事でご紹介します。客観的な基準として、「フォーブス」の世界長者番付に掲載された資産額をもとにランキングされた順番を採用しました。

そもそも世界長者番付って?

「世界長者番付」をご存じでしょうか?これは、アメリカの経済誌「フォーブス」が毎年発表している世界の個人資産番付です。経営者の他にもスポーツ選手やアーティスト、セレブなどもランキングされています。 ランキングの順位は資産額に基づいており、ランキングのトップはアメリカ人が多くを占めています。他にはヨーロッパ人が多く、アジアからは中国人、インド人がランク入りしています。

参考:フォーブス世界長者番付1位~40位 

世界1位の億万長者は3年連続でマイクロソフトのビル・ゲイツでした。その資産額はなんと750億ドル!日本円で7兆円以上とは、ちょっと想像ができない金額です。残念ながら、40位までに日本人はランキング入りしていませんが、それでも多くの日本人がフォーブス誌に載りました。そのうち、20位から1位まで順番にご紹介していきますので、まねできそうなところは盗みましょう!

ランキング20位~16位

20位:ベネッセホールディンクス最高顧問“福武總一郎氏” 資産額:11億ドル(約1,100億円)

ベネッセホールディンクスは教育産業の雄

ベネッセホールディンクス(以下ベネッセ)は、日本における教育産業の第一人者と言えます。あなたもなんらかの形でベネッセにお世話になっている可能性は高いです。 子どもの頃、またはお子様の教育に「進研ゼミ」、幼児であればしまじろうの「こどもちゃれんじ」、妊婦さんやもっと小さい子には「たまごくらぶ」「ひよこくらぶ」などなど。子どもだけでなく、社会人や高齢者介護など、ベネッセの活動は幅広い世代をカバーしています

ベネッセの事業一覧

福武總一郎氏の略歴

ベネッセ最高顧問の福武總一郎氏は、ベネッセの前身である「福武書店」の創業者福武哲彦の長男として生まれ、1973年に入社後、1986年には、父哲彦の急死を機に代表取締役に就任しました。 その後、企業名をベネッセに改称しました。ベネッセとは「良く生きる」という意味のラテン語の造語です

そして、福武總一郎氏は業務内容の拡大だけでなく、芸術を中心としたメセナ活動にも意欲的に取り組みました。 2014年に最高顧問に退いてからはニュージーランドに在住しています。一説には、相続税や贈与税が無税であるなど、節税に最適な地としてニュージーランドに移住したとも言われており、それが資産額トップ20にランキングされた理由にもなっています。

福武總一郎氏はこんな経営者

福武總一郎氏を特徴付けるのは、芸術への造詣の深さです。ベネッセの代表取締役として活躍していた時代にも、瀬戸内海に浮かぶ直島を「アートの島」として世界的に注目度の高い島にするなど、芸術に対して意欲的な活躍をしてきました。

アートの島直島 

一方で、本社を福武書店のあった岡山においたままにし、プライベートでの他の経営者とのつきあいや財界活動などをほとんどしなかったため、福武總一郎氏の人物像はそれほど明らかにはなっていません。もしかしたら芸術肌の気むずかしい性格だったのかもしれません。

ベネッセの顧客情報流出問題と福武總一郎氏の責任?

ベネッセというと、2014年に発覚した「個人情報流出事件」を思い出す方も多いでしょう。流出した顧客情報は2,000万件とも3,000万件とも言われています。国民の5~6人に1人の情報が流出した計算になりますね! 一時は会員数の35%も減少したほど、日本中を騒がせたこの事件。福武總一郎氏は代表取締役の座は退いていましたが、実質的に最高権力者であったとも考えられる彼の責任は?節税のためにニュージーランドに移住していることとも考え合わせ、福武總一郎氏に批判的な意見もないわけではありません。

福武總一郎氏の経営者としての採点

85点

理由:国内において教育産業を柱に多角的な活躍を見せるベネッセの中興の祖として、素晴らしい経営者ぶりを発揮しています。その一方で、顧客の信頼を失墜させる顧客情報流出問題は、やはり大きなマイナスポイントになります。

また、直島に代表されるように芸術活動に取り組むことは、利益一辺倒ではなくメセナ活動を行うことで経営者の鏡ともいえます。ただ、直島に関しては芸術面のすばらしさに対して直島での交通アクセスや訪れた人をもてなすサービスが全く追いついていないという批判も存在します。やや厳しい見方かもしれませんが、そういった面も包括すると経営者としての採点は85点といたしました。

19位:三共会長“毒島秀行氏” 資産額:11億ドル(約1,100億円)

パチンコ機業界最大手!の三共

三共(SANKYO)は、日本国内におけるパチンコ機の製造において最大手です。パチンコに興味がある方なら、三共の機種のお世話になっている可能性は高いです。 パチンコ人口は年々減少傾向にあるようですが、それでもパチンコ店の駐車場にはずらりと車が並んでいます。パチンコ店もいろいろ工夫をしているのです。

三共が特に力を入れているのが「パチスロ」です。スロットマシンに似た形式のため、多くの初心者がはまりやすいのです。さらにアニメやゲームの内容をもとにしたパチスロが次々に商品開発されるため、どんどん三共のパチスロにはまる人が多いのです。

三共のパチスロ機種一覧

親子でランクイン

現在三共の代表取締役を務める毒島秀行氏(ぶすじまひでゆき)氏。実は、三共の創業者で、今回の資産額第10位にランクインしている毒島邦雄氏の息子なのです。親子でランクインするとは、すごいですね!

社員と役員の大きな年収格差

実は、三共には社員と役員の大きな年収格差が存在するという指摘もあります。東洋経済オンラインの調査によると、三共の役員の平均報酬は従業員の平均賃金の80倍になり、さらに毒島秀行氏の報酬総額は社員の平均賃金の300倍にもなるそうです。これは、日本企業の中でもトップクラスの格差です。

東洋経済オンラインの調査内容

毒島秀行氏の経営者としての採点

88点

パチンコ、パチスロにおいて最大手の機器メーカーである三共を率いている毒島秀行氏の経営手腕は一流でしょう。ただ、他の社員や役員に比して大きな給与格差があることは、ややマイナスポイントになります。また、パチンコ業界特有の事情か、パワハラ問題なども多くあるようです。

パワハラ問題の一例 

まとめると、三共は利益を多く出すことに成功してはいますが、給与格差が大きく従業員にとっては厳しいノルマを課せられるなど働きにくい面もあるようですので、88点といたしました。三共創業者で父親でもある10位の毒島邦雄氏のところでも関連したお話をしたいと思います。

18位:コロプラ社長“馬場功淳氏” 資産額:12億ドル(約1,200億円)

“位置ゲー”のパイオニアとして有名な馬場功淳氏

“位置ゲー”の代表は?と問われるとあなたは何を思い浮かべるでしょうか?(“位置ゲー” とは、携帯電話やスマホの位置情報をGPSなどで運営側に知らせることによって進めるゲームのことです)。 2016年夏に日本でもサービスが開始された「ポケモンGO」(ナイアンテック社)を思い浮かべる方は多いことでしょう。「ケータイ国盗り合戦」(株式会社マピオン)も全国をスタンプラリーのように回るスタイルが多くのファンの心をつかみました。また「パズドラ(パズル&ドラゴンズ)」(ガンホー社)も、新たに「パズドラレーダー」という位置ゲーを作成し、パズドラのアイテムを入手できるようにしました。 もはや子どもから老人まで利用している位置ゲーですが、ではその位置ゲーを本格的に取り入れたのは誰でしょう?それこそが、若くして経営者ランキングにランクインしている馬場功淳氏なのです。

株式会社コロプラの設立

馬場功淳氏は、一見研究者特有の細身の体格をされていますが、なんと高専時代にはラグビー部に属し、高専ラグビー大会で日本一になったほどのラガーマンでした。その後、「iアプリ」の開発にのめり込み、後に位置ゲーとして大ヒットする「コロニーな生活」の開発に成功します。 その後、勤務していたグリー株式会社を退社して株式会社コロプラを創業し、自ら代表取締役に就任しました。

性能的にパソコンや携帯ゲーム機に劣る携帯電話が、位置ゲーなどのアプリを活用することによって今後流行する、そう確信して会社を立ち上げ、ヒット商品を作り続けているその先見性が馬場 功淳氏の一番素晴らしいところでしょう。

株式会社コロプラ 

「クマ財団」の設立

馬場功淳氏が素晴らしいのは、コロプラの発展だけでなく次世代のクリエイターの育成にも意欲的なことです。そして、それを実現するために「一般財団法人クマ財団」を立ち上げました。これは、学生クリエイターの活躍を促すために奨学金や勉強会の開催、独立支援などをおこなうものです。自身が若くして苦労しながら位置ゲーを開発した馬場 功淳氏ならではの素晴らしい事業ですね。

クマ財団とは

馬場功淳氏の経営者としての採点

92点

なんといっても、1978年生まれという若さながらこの記事のランキングに入っていることが素晴らしいです。元ラガーマンのアプリ開発者というギャップも特徴的ですね!日本でも若くても才能ややる気があれば、大ヒット商品も出せますし、代表取締役になって資産額においてトップ20にランクインできるということは、これから起業を志す人に希望を感じさせますね

今後も様々な技術革新が進んで、位置ゲーのあり方が変わったり、他のもっと良いサービスが開発されて位置ゲーが時代遅れになってしまう可能性もありますが、馬場功淳氏が学生時代からもっている情熱を失わなければ、これからも活躍し続けるでしょう。

17位:ドン・キホーテホールディングス会長“安田隆夫氏” 資産額:13億ドル(約1,300億円)

ドン・キホーテの創業者!

“ドンキ”の愛称で知られるのがドン・キホーテ。同名の小説は仮に読んだことはなくても名前ぐらいはご存じでしょう。小説のドン・キホーテは自らを伝説の騎士と思い込んで旅に出て様々な騒動を巻き起こすのですが、安田隆夫氏の人生も同様に波乱に満ち、その人生経験がドン・キホーテホールディングスの創業につながっています。

ドン・キホーテの特徴

ドン・キホーテの特徴は、独特の店舗形態とマーケティング手法です。ディスカウント業界でトップを守り続けています。「安売りの帝王」とも呼ばれる安田 隆夫氏は、ウオールマート社の創業者サム・ウォルトンに勝るとも劣らない才覚と実行力を持つ経営者で、その片鱗は若い頃から表れていました。

ドン・キホーテの店舗情報

安田隆夫氏の波乱に満ちた商人としての人生

安田隆夫氏は若い頃から商売人として活躍し、29歳には「泥棒市場」(!)という個性的なネーミングの小売店を開店しました。そこで安田 隆夫氏がまず目をつけたのが「廃盤品」ただ同然で手に入れられるため、利益率がとても高かったのです。このような発想は、起業する上での大きなヒントになりますよ!

「圧縮陳列」と呼ばれドンキの代名詞ともなっている手書きのポップ文字広告もこの頃に考え出しました。さらに、深夜営業の可能性にもいち早く目をつけ、実行しました。 その他にも数多くの独特の販売方式を編み出し、ドンキ1号店を開店した後も現場主義を徹底的に貫いてドンキを日本最大のディスカウントショップに育て上げたのです。

安田隆夫氏の経営者としての採点

93点

若い頃から商売一筋で、「良い品物を安く届ける」ことに情熱を燃やし続けた安田隆夫氏は、これから起業を目指す人や、すでに起業しながらいまいち売上が伸びない方にとっては大いに見習うべき点があります。 特に、「他人と違うことを追い求める」という姿勢は、今後グローバル化が進み、国内だけでなく海外の企業とも競争することが求められる時代にあって重要でしょう。

2015年に全ての取締役を退き事実上引退されたのは残念なことです。 ドンキのまねをする店舗は増えていますし、ドンキも店舗数の拡大や2004年に発生した「ドンキ連続放火事件」などの影響でドンキの最大の特徴であった独自性が弱くなっていると言われています。ドンキらしさを継続できるかが、安田隆夫氏が「引退」した後にドンキにつきつけられた課題です。

16位:大東建託創業者“多田勝美氏” 資産額:16億ドル(約1,600億円)

賃貸住宅トップの「大東建託」創業者

多田勝美氏は、賃貸住宅の管理個数でトップの「大東建託株式会社」の創業者です。大東建託という社名は賃貸住宅の会社としてはちょっと珍しいですね。これは、多田勝美氏が少しでも会社を大きく見せたいという意味を込めて「大東」と名づけ、さらに「建物信託」という意味の「建託」をくっつけて「大東建託」というネーミングになっているのです。

賃貸経営受託システム

大東建託を特徴付けるのが、賃貸経営受託システムと呼ばれる独自の手法です。これは、自社が建築した賃貸住宅の居室をアパート経営のオーナーから借り上げ、入居者募集や建物管理を引受け、その物件から得られる一定収益をオーナーへ支払うというシステムです。収益が予め確定しているとして、人気の高い方法で、これにより大東建託は賃貸住宅業でトップを守っています。

社員自殺の「労災認定」問題

大東建託の経営は右肩上がりですが、その裏で従業員に対するパワーハラスメントがあったとの労働基準監督署の認定が2010年大東建託に対して下されました。これは、2009年に自殺した大東建託の社員の遺族が起こした訴訟で、「長時間勤務(無償労働含む)」「厳しい営業ノルマ」、さらには「会社の損失のうち360万円の穴埋めを強要される」などが社会問題化しました。 多田勝美氏はその後の2011年、自分の株式を売却したことで多額の資産を手にし、新たな会社に籍を置いています。

多田勝美氏の経営者としての採点

85点

大東建託を育て上げた経営手腕に関しては、文句なく素晴らしいといえるでしょう。その反面、従業員に対して激しいノルマを課すなど、ブラック企業ではないかと疑われてもしかたのないようなトラブルも抱えているのは問題です。 大東建託の経営理念は「限りある大地の最有効利用を広範囲に創造し、実践して社会に貢献する」だそうですが、その実現のために多くの犠牲を払っては意味がないですよね。

ランキング15位~11位

15位:スタートトゥデイ社長“前澤友作氏” 資産額:16億ドル(約1,600億円)

ZOZOTOWNの社長、それが前澤 友作氏

スタートトゥデイの社長と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、国内最大級のファッションECサイトZOZOTOWNの社長、といえばなるほど、とうなずかれるでしょう。それが前澤友作氏なのです。低迷を続けるアパレル業界においてめざましい進歩を続けるZOZOTOWN、その社長となると相当な才覚のある経営者を想像されることでしょう!

ファッション通販ZOZOTOWN

また、モバイルアプリ「WEAR」はファッションコーディネートを共有できる独自のシステムで全世界で650万ダウンロードされるなど注目を集めています。

モバイルアプリ「WEAR」 

前澤友作氏の破天荒さ

前澤友作氏は、バンドでメジャーデビューを果たした元ミュージシャンという一風変わった経歴を持ちます。しかし、それに飽きた前澤友作氏は有限会社スタートトゥデイ(当時)を設立し、今やファッション業界で知らない人はいないZOZOTOWNの運営を続けているのです。

前澤友作氏を語るエピソードとして、堀江貴文氏が田原総一朗氏との対談で「日本の経営者はたるんでいる、たるんでないのは孫さん、柳井さん、前澤さんくらい」と評したという逸話が残っています。 また、恋愛に関しても破天荒で、モデルでタレントの紗栄子さんとの交際が報じられるなど多くの女性遍歴もあります。英雄色を好むとは言いますが、自身の座右の銘を“一夫多妻”だと明かす通り、未婚ながら別の女性と2児、さらに1児をもうけているなどはさすがに度を超えている感じがしなくもありません。

前澤友作氏がツイッター発言にキレた!

そんな前澤友作氏ですが、あるツイッターの投稿に思わずキレてしまい、それが物議をかもしました。ことの顛末はこうです。あるZOZOTOWNの利用者が「送料が高い」とクレームを書き込んだところ、前澤友作氏は暴言ともとれるような返答をツイッターにて行ったのです。 このツイッター発言には多くの批判もあり、後に謝罪したそうですが、前澤友作氏に対する同情的な意見もあったようです。経営者を目指すあなたはこのような発言についてどう思いますか?

前澤友作氏の経営者としての採点

90点

1975年生まれという若さながら、15位にランキングされた才覚は評価されるべきでしょう。ただ、これから起業する人が見習うべき点も多くある反面、ほどほどにすべきと思われる面もある両極端な見本といえるでしょう。

昭和に生きた日本を代表する経営者の多くも破天荒な人物は多かったですが、今はインターネットで悪い噂が拡散するという事情もあり、前澤友作氏もそれで苦労している面もあるかもしれません。しかし、リーダーたるもの「身を慎む」ということも必要な気もします。

14位:光通信会長兼CEO“重田康光氏” 資産額:20億ドル(約2,000億円)

光速で稼ぐ男

重田康光氏は、株式会社光通信を創業し、1999年には34歳で当時としては最年少での東証一部上場を果たしました。そのため、社名をもじって「高速で稼ぐ男」という異名をもちました。光通信は日本を代表する携帯電話会社として名をはせ、最盛期にはあのビル・ゲイツと並ぶ2兆円以上の資産をもったこともあり、『フォーブス』の表紙を飾るなど一躍時代の寵児となりました。現在でもランキングに入り続けています。

「寝かせ」疑惑

そんな重田康光氏ですが、一時はランキングに入るどころか表舞台から姿を消すことになりました。その理由は、大量の「寝かせ」(携帯キャリアから支払われるインセンティブを受け取るため、大量の携帯電話架空契約を行うこと)が発覚したことです。その結果、最高値を更新したばかりの株価は急降下し、光通信株式会社も重田康光氏も一気に窮地に立たされてしまいました。

50代での復活

一時はどん底を味わった重田康光氏は、私財を投じるなど事業再建に全力をつくしました。その結果、圏外になっていたフォーブスのランキング外に再び返り咲くことに成功したのです。経営は必ずしもいつも順調にいくわけではないことは歴史が示す通りです。例えうまくいかない時期があってもそれを乗り越え不死鳥のように蘇る、そんな忍耐強さや決断力が経営者としては必要であることを示してくれています。

重田 康光氏の経営者としての採点

92点

30代で時代の寵児ともてはやされ、40代で失意の底を味わい、50台にして復活をとげた、まさにジェットコースターのような浮沈をくりかえした重田康光氏。それは光通信株式会社が扱う通信情報産業を表すかのように、激しく上下の変動をしています。

今後も多くの新しい産業が生まれては消えていくことは間違いないでしょう。起業して経営者になるからには、そのような浮き沈みも辞さない覚悟が必要、ということを重田康光氏の姿から学ぶことができます。

光通信株式会社 

13位:ニトリホールディングス社長“似鳥昭雄氏” 資産額:20億ドル(約2,000億円)

お、値段以上。ニトリ

「お、値段以上。ニトリ♪」というCMでおなじみのインテリア小売業大手の株式会社ニトリ。その創業者が似鳥昭雄氏です。バブル経済崩壊以降、多くの小売業が赤字転落や倒産を余儀なくされる中、独自の物流形態で他社との差別化をはかることで売り上げを順調に伸ばしています。2011年3月11日には、業界初となる全都道府県の出店を実現しました。

ニトリ株式会社

欧米の販売形式を日本に取り入れる先見性

似鳥昭雄氏は、ニトリの前身となる「似鳥家具店」を創業後、家具業界の研修セミナーに参加するために渡米をし、アメリカの豊かさを見て人生観が一変しました。そこからアメリカの販売形式を日本にも導入すれば成功するのではないか、というヒントを掴んだのでしょう。帰国後に会社名を「ニトリ」に変更し、本格的に家具のチェーンストア化を目指しました。ちなみに、後に述べる孫正義氏なども渡米して多くのインスピレーションを得ています。

似鳥昭雄氏が参考にした例として、スウェーデン発祥の世界最大の家具量販店「IKEA」があります。従来の日本の家具店は家具のみを取り扱うため、収益力に限界がありました。しかし、IKEAなどが導入している「ホームファニシング」を取り入れることにより、家具とホームファッションを同時に同じ店舗でそろえられるようにしたのです。現在では普通のことかもしれませんが、当時としては画期的だったようですね。徹底的に顧客の利便性と満足を追求した結果でしょう。まさに「お、値段以上。」です!

似鳥昭雄氏の経営者としての採点

95点

かつて日本企業は、徹底的な高品質にこだわった結果、第二次世界大戦の敗戦から復興し、世界に名をはせてきました。似鳥昭雄氏の姿勢もそれに通じるものがあります。残念ながら、多くの企業で品質を軽視する風潮が拡がり始めました。「産地偽装」「燃費偽装」「欠陥工事」などなど、枚挙にいとまがありません。日本企業が本来持っていたはずの品質に対する正直さ、勤勉性をもっている似鳥昭雄氏を、もう一度多くの経営者は見本にすべきかもしれません。

12位:日本電産会長兼社長“永守重信氏” 資産額:22億ドル(約2,200億円)

太陽よりも熱い男

「日本企業の多くは危機感が足りない!」と自らが太陽のように熱い情熱をもっているのが永守 重信氏です。精密小型モーターを作ることにおいて世界一の会社「日本電産」を創業し、苦労を重ねながら今に至っています。その永守重信氏の生い立ちから現在までを漫画でダイジェスト版で描かれています。とてもわかりやすいので、興味がある方は下記からぜひご一読を!

漫画「太陽よりも熱い男」が読める日本電産のHPはこちら

永守3大経営手法

永守重信氏は、「永守3大経営手法」と自らが名付けたオリジナルの方法で経営を成功に導いています。

1つめは「井戸掘り経営」。これは、井戸をどんどん掘ることによって水があふれてくることから、改善案を絶えずくみ上げ続けなさい、という手法です。現状に満足せず、常に危機感を持ちなさいという教えです。

2つめは「家計簿経営」です。経費を収入の範囲内に納め、収入に見合った経営をすることです。企業を破綻に追い込むパターンで多いのが、売り上げを浪費してしまうことです。一時的に売り上げが良くても、次年度は大きく売り上げが減るかもしれませんし、それでも所得税や減価償却費などは払わないといけませんからね。

3つめは「千切り経営」。問題の細分化ですね。問題を細かく分解してそれぞれにわければ、たいていの問題は解決できるものなのです。

どれも言われてみれば当たり前ですね。でもそれを確実に実行する人しか一流の経営者になれないのです。

永守重信氏の経営者としての採点

95点

経営者として一時的に成功する「一発屋」は、おそらく毎年かなりの数にのぼるでしょう。しかし、成功し続ける人は意外に少ないようです。その理由を明確に示した「永守3大経営手法」は、実に優れています。バブル期は多くの経営者やサラリーマンまでがお金を浪費し続け、気付けば手元に何も残らなかった、という苦い経験をしました。今、お隣の国がかつての日本と似たような経済状況ですので、くれぐれもマネしないようにしましょうね!

11位:森ビル取締役“森佳子氏” 資産額:25億ドル(約2,500億円)

資産額トップ20の紅一点

現政権は「男女共同参画社会」を公約に掲げ、小池都知事が女性として初めて都知事になるなど女性の社会進出が進んでいますが、大手企業の役員の9割以上はあいかわらず男性ですし、男女間の給与格差も埋まりません。 そんな中でも、女性として今後起業したり取締役を目指そうという方にとって希望となるのが、今回ランキングにあがった20人の中で唯一女性としてランクインした森佳子氏です。

森ビル株式会社

森佳子氏が取締役を務める森ビル株式会社は、都市開発事業を中心に手がける総合ディベロッパーです。代表的なのは「ラフォーレ原宿(1978年)」、「六本木ヒルズ(2003年)」、「表参道ヒルズ(2006年)」など都内のものが有名ですが、2008年には上海の都市作りをするなどグローバルな展開もしています。

森佳子氏が館長を務める「森美術館」

森佳子氏を語る上で欠かせないのが「森美術館」です。現代美術を中心に世界各地の芸術作品が展示されています。森美術館が目指すのは世界への文化発信で、そのための数々のイベントも開催されています。 その努力が実ったのか、2013年には森佳子氏はフランスの最高勲章である「レジオン・ドヌール勲章」を受賞したのです!これは、森美術館がフランス人アーティストの展覧会を定期的に開催してきたことに対する評価でした。

森美術館

森佳子氏の経営者としての採点

88点

夫である故森稔氏の資産を受け継ぐような形で森ビルの取締役、そして森美術館の館長となった森佳子氏。経営的な手腕だけでなく芸術に関しても活躍をしているのは高く評価されるべきでしょう。 一方で、森佳子氏自身がどのように経営者として、日本中にいる他の並み居る経営者の中から突出して資産を稼ぎ出したのか、ということを考えると、やや物足りなさも感じてしまいます。 とはいえ、女性経営者としてただ一人、堂々とランキングに入っていることは素晴らしいです

ランキング10位~6位

10位:三共名誉会長“毒島邦雄氏” 資産額:29億ドル(約2,900億円)

三共の創業者

パチンコ・パチスロの大手企業として有名な三共を創業したのが毒島邦雄氏です。三共については19位にランクインした息子の毒島秀行氏のところで述べましたので、ご参照下さい。1966年に三共(株式会社中央製作所:当時)を創業し、次第に全国展開していきます。パチンコの広まりと共に高度経済成長の波にも乗って順調に経営を拡大させていきました。

三共のグループ企業戦略

三共は、多くのグループ企業をもっています。まず1991年に単位株制度導入のため、三共産業株式会社に吸収合併される形で社名が「三共株式会社」になりました。その後多くの関連企業を買収し、連結子会社化しました。買収というと日本ではマイナスのイメージで捉えられがちですが、海外ではむしろ普通のこととして行われています。その結果、パチンコ産業を含むレジャー一般を取り扱うようになっていきました。

毒島邦雄氏の経営者としての採点

85点

毒島邦雄氏は現在は三共の名誉会長に退いていますが、1925年生まれと今回ランクインした人の中でもひときわ高齢であり、若い頃の経歴など不明な点も多いです。ただ、19位にランクインした息子の毒島秀行氏にバトンタッチするまでの貢献は大きいものと思われます。

9位:ユニチャーム取締役ファウンダー“高原慶一朗氏” 資産額:35億ドル(約3,500億円)

生活必需品を一手に扱うユニチャーム

赤ちゃん用や老人用の紙おむつに生理用品、さらにはペット用のトイレ砂など、日常生活に欠かせない必需品の最大手、それがユニチャームです。日本だけでなくアジア圏で進む高齢化や人口増加からシェアを伸ばしています。現在は息子の豪久氏が同社社長を務めています。

ユニチャーム

時代に応じて作る物を変化

高原慶一朗氏が経営者として優れているのは、時代の変化に応じて何が必要かを敏感に察知していることです。父親の経営する製紙会社で専務に就任し、1936年には「大成化工」を設立してセメント板の製造を行いました。社名をユニチャームに替えてからは育児や子育て、女性特有の悩み、さらには高齢化に対応した紙おむつや生理用品等の開発をいち早く行いました。またペット需要の高まりに応じたペット用品も早くから行い、2016年10月には日本初のペット用介護ケアシステムまで着手しています。

高原慶一朗氏の経営者としての採点

95点

経営者として「自分が売りたい物を売る」と、失敗してしまう可能性が高いです。そうではなく、「消費者が求めている物を売る」と成功につながります。そういう意味では、高原慶一朗氏はその時代に応じて何が一番売れるのか、ということを常に考え続けていたので、不況の時代にあっても確実に売れ続ける物を提供し続けることができたのでしょう。

8位:ABCマート創設者“三木正浩氏” 資産額:35億ドル(約3,500億円)

ABCマートのスピードと柔軟性

三木正浩氏が創設したABCマートは、海外とも提携しながら、常に最先端のトレンドを取り込むスピードと柔軟性が持ち味の会社です。低価格高品質な靴小売業として、同業他社との価格競争(安売り合戦)におちいることなく、高い売り上げを発揮しています。

ABCマート

ホーキンスのブーツ販売に見るアンテナの高さ

ABCマートが爆発的に売り上げを上げたのは、「ホーキンスブーツ」ライセンス生産の権利を得たことです、つまり、三木正浩氏は有名ブランドホーキンスの日本での独占販売権を手に入れたのです。これは、価格競争に陥らずに利益を得る鉄板ともいえる方法です。 なぜ三木正浩氏はそのようなことができたのでしょうか?それは、ABCマートを創業する以前から貿易関連の仕事をしながら常にアンテナ高く「日本で売れる商品がないかな」と目を光らせていたからです。そしてある日、ロンドンで偶然にホーキンスブーツを見つけ、日本で売れる確信を得たのです。

メーカーとの直接取引

ABCマートの特徴は効率的な物流システムです。これがスピード感を高める要因になっているのです。メーカーとの直接取引のため、最新のトレンドが柔軟に取り入れられやすいのです。三木正浩氏がホーキンスやVANSなどの商標権を獲得した粘り強さが浸透しているのですね。

時間外労働による労働基準法違反

時間外労働について厳しく問われる時代です。2016年11月、過労自殺問題で電通に史上最大規模の捜査が入ったことは記憶に新しいですが、ABCマートも2015年に従業員に対して大幅な時間外労働をさせたことで書類送検されています。顧客の利益に応えるために懸命に働く必要があるのは当然ですが、経営者として従業員への配慮も欠かしてはならないことです。

三木正浩氏の経営者としての採点

90点

海外有名ブランドと提携し、ナショナルブランドを主力とした商品企画から販売までの一括管理を行う方式を編み出した三木正浩氏の経営者としての才覚は文句なしです。ただ、経営者自身であれば労働基準法に関係なく働ける限り働くことは問題ありませんが、従業員に労働基準法に違反するような長時間労働などを強いてしまうのは、経営者としての落ち度になってしまいます。企業内にそのような体質をもちこんでもいけないのは、経営者として悩ましい問題です・・・。

7位:セブン&アイ・ホールディングス名誉会長“伊藤雅俊氏” 資産額:36億ドル(約3,600億円)

コンビニエンスストアの先駆け

今でこそ24時間営業のコンビニエンスストア(以下コンビニ)の存在は普通のことになっていますが、日本にコンビニが登場した当時はかなり衝撃的でした。大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」でも、飛騨の山奥に住むヒロインが「コンビニが夜9時で閉まる」とぼやいたように、現在では24時間得業が普通になっています。

「セブンイレブン」は最初は朝7時から夜11時までの営業でしたが、それでも当時としては便利でしたし、やがて24時間営業のコンビニは全国的に増え、スーパーなどにも24時間営業の店舗が増えることになりました。その出発点が、日本に1974年にオープンしたセブンイレブン第一号店だったのです。

ピーター・ドラッカーとの親交

幼い頃から「イトーヨーカドー」の前身である「羊華堂洋服店」を手伝い母や兄に経営のいろはを学んだ伊藤雅俊氏は、故ピーター・ドラッカーと家族ぐるみでの30年来のつきあいをするという幸運に恵まれました。日本でも「もしドラ」のヒットなどで有名ですが、第二次大戦の時代からごく最近まで生き、ビジネスやマーケティングに関して深い造詣を持っていたドラッカーと議論を交わした経験は間違いなく伊藤雅俊氏に良い影響を与えていたはずです。良い師匠と出会うことは大事ですね!

イトーヨーカドー

組織の巨大化と人事問題

伊藤雅俊氏が名誉会長を務めるセブン&アイ・ホールディングスはイトーヨーカドー、セブンイレブン、デニーズなど巨大な組織になっています。その分、多くの人事問題を抱え、それが物議をかもしてきたのも事実です。特にセブンイレブンの創業に一役買った鈴木敏文氏との確執は大きな混乱を招いています。

伊藤雅俊氏の経営者としての採点

92点

伊藤雅俊氏は若い頃から経営の基本を学び、また良い仲間にも巡り会いながら日本の高度経済成長に合わせてセブン&アイ・ホールディングスを巨大な企業に成長させました。母親から教えられた「お客様の方を向いた経営」を実行してきたからでしょう。 一方で、人事問題などの課題を十分には解決し切れていないのは、大きくなった組織特有の現象とはいえ、少し評価を下げる要因になりました。思い切って分社化する決断も経営者には必要かもしれません。

6位:マルハン会長“韓昌祐氏” 資産額:40億ドル(約4,000億円)

最大手パチンコ店マルハンを創業

毒島親子がパチンコ機種の最大手三共でランキングに入っていますが、6位の韓昌祐(ハン・チャンウ)氏も全国最大規模の店舗数をほこるパチンコ店を運営するマルハン代表です。不況が叫ばれる現在の日本で、資産額ランキング20人のうち3人がパチンコ経営に関係しているのは日本の現状を象徴しているともいえるかもしれまえせん。

紺綬褒章の受賞

韓昌祐氏は、フォーブスで6位にランキングされた後の出来事ですが、2016年9月に紺綬褒章を受賞しています。理由は、パチンコ経営の利益の1%を社会貢献に使っているからです。過去にも韓国で3度、日本で1度(勲三等瑞宝章)の受賞歴がありました。歴史、スポーツ、芸術、福祉などの社会貢献を行っています。

やや謎の多い経歴

第二次世界大戦前後の混乱期に韓昌祐氏は生まれ育ちました。その当時の国籍は度々替わり、さらに韓昌祐氏が若い頃に日本に密入国した(と言われる)ため、韓国生まれの日本人、不法滞在者、在日韓国人、帰化した後は日本人といろいろ変わっています。そのような環境がビジネスで生きていく上でバネになったのかもしれません

韓昌祐氏の経営者としての採点

88点

経歴が複雑で採点が難しいのですが、社会貢献も多く行っていることから88点としました。パチンコ店で有名なマルハンですが、ボウリングやカラオケ、映画館など数多くのアミューズメントも扱い、パチンコ一辺倒の経営を改め第二、第三の柱を模索しているようです。カジノ法案も取りざたされていますが、脱ギャンブルの動きも大きくなることが予測されますので、今後は経営者としての舵取りが問われるところでしょう。

ランキング5位~1位

By: m01229

5位:森トラスト元社長“森章氏” 資産額:49億ドル(約4,900億円)

森トラストの社長

森トラストはシャングリラホテル東京を含め88の賃貸ビルと30のホテルを運営しています。実は森トラストは、11位にランキングしている森佳子氏の森ビルと同系列の会社です。森章氏も森ビルの常務を務めたことがあります。

森トラスト

森トラストと森ビルの関係

森トラストと森ビルは似ていますが、経営内容は大きく異なります。街全体を開発していく森ビルに対し、マンション、オフィス、リゾート運営を行うのが森トラストなのです。そして、森トラストと森ビルの関係は、同族の経営で有りながら仲は良くないようです。

長女の社長就任、その思惑

森章氏は、自分の長女である伊達美和子氏を森トラスト社長に就任させました。2016年3月に23年ぶりの社長交代を果たしたのです。リゾート開発やホテル運営に豊富な経験をもつ伊達美和子氏ですが、若返りをはかったのか、東京オリンピックに備えた開発とその反動を見据えての対策なのか、といった見方もできます。

森章氏の経営者としての採点

90点

森グループの仲違いがやや評価を下げますが、規模が大きくなったことで森ビルと森トラストが分社化すること自体は正解とも言えます。それぞれが規模を拡大し続け、ともに資産額ランキング20位に1人ずつランクインしていることがその証拠でしょう。

「同族経営」「未上場」ということこだわってきた森章氏。森ビルがすでに社長を同族以外に任せたのに対し、実娘を社長に就任させあくまで同族経営にこだわる姿勢が今後吉とでるか凶とでるかは今後の成り行き次第でしょう。特に東京オリンピックの終わった後は要注目です。

4位:楽天会長兼社長“三木谷浩史氏” 資産額:56億ドル(約5,600億円)

誰もが気軽に利用する楽天

ネットショッピングで利用するサイトとして、アマゾンと並んで多くの人が利用するのが楽天市場。すでに日本人の生活の奥深い部分まで入り込んでいる楽天の創業者で代表取締役会長兼社長が三木谷浩史氏です。 さらに、ざっと挙げるだけでもコボ社取締役・楽天ブックス会長、新経済連盟代表理事、東北楽天ゴールデンイーグルス会長兼球団オーナー、Jリーグヴィッセル神戸オーナー、東京フィルハーモニー交響楽団理事長、楽天証券ホールディングス会長、フュージョン・コミュニケーションズ会長、ビットワレット会長など、経営者として辣腕をふるっています。

楽天市場

楽天市場の利便性

楽天を代表する楽天市場は、ネットショッピング全盛の現代にあって消費者が必ず検討する選択肢の一つに入っています。品揃えの豊富さや品質の高さから、日用品の購入や家電が故障した場合、さらにはファッションまで主婦層を中心に幅広い顧客層がいます。 さらに楽天ブックスで電子書籍に力を入れたり、国内2番目のネット銀行である楽天銀行を開設したり、スマホ時代に対応したスマホアプリ「フリル」を提供するFablic社の全株式を買収して子会社化するなど、常に時代の最先端を探り続けています

プロ野球への参入

三木谷浩史氏の決断の早さを象徴する出来事として、プロ野球球団としては50年ぶりとなる新球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」の創設が挙げられます。楽天の名はすでに当時はひろまっていたものの、プロ野球球団のオーナーになったことは多くの人の度肝をぬきました。2011年には震災の影響をもろにうけるなど苦難の道も乗り越え、後にリーグ初優勝も果たしています。

三木谷浩史氏の起業の動機と社会貢献

アメリカのハーバード大学でMBAを学ぶなどエリート街道を走った三木谷浩史氏ですが、彼が起業を決意したのは地元で起こった阪神淡路大震災が影響しています。生まれ育った街ががれきの山と化しているのを見て起業の決意が強くなったのです。松下幸之助氏や本田宗一郎氏など過去の優れた経営者が第二次世界大戦後荒れはてた日本を復興させた姿とかぶりますね。自身がオーナーを務めた楽天イーグルスがある東北への義援金も積極的に行うなど数多くの社会貢献にも余念がありません

三木谷浩史氏の経営者としての採点

97点

三木谷浩史氏が経営者として優れた手腕を発揮する裏には、猛烈に社会貢献したいという意思もありそうです。楽天イーグルスだけでなく、地元神戸のJリーグチーム、ヴィッセル神戸は発足時から赤字続きでしたが、そのオーナーに就任するなど、利益以上の貢献というものを常に意識している姿勢がうかがえます。

また、三木谷浩史氏からそのスピードを学ぶべきです。アイディアがあっても行動に移さなければ経営者として成功しませんし、時代のスピードは高速化する一方なのです。

3位:キーエンス名誉会長“滝崎武光氏” 資産額:72億ドル(約7,200億円)

営業利益率50%!

営業利益率が50%を超える、これがどれだけすごいことかは、経営を少しでもご存じの方ならおわかりでしょう。そして、それを実行したのが産業用センサーなどを開発・販売するエレクトロニクスメーカー・キーエンスの創設者(現名誉会長)である滝崎武光氏です。

営業利益率とは、売上に対する営業利益です。そして営業利益とは、売上から原価や一般管理費を差し引いたものです。徹底したコスト削減や高利益体質をはかった結果でしょう。

高収益の秘密

キーエンスが高収益を出す秘密の一つが、自らは工場を持たずに生産を委託するシステムにあります。ではキーエンスが行っていることは、というと付加価値の高い(世界初など)企画力や開発力、コンサルティングができる営業力等です。いわば作業の部分を減らし、知恵の部分に特化することでコストを大きく抑えるのが滝崎武光氏の経営方針なのです。

キーエンスの社員は日本一の高給取り

経営者の中には、社員は薄給で使い捨てし、自らは高収益を出す人も少なからずいますが、滝崎武光氏は利益を社員に積極的に還元しています。その結果、キーエンスの社員は日本一の高給取りである、とも言われています。その背景には自身の倒産の経験があったようです。経営者が滝崎武光氏から他の人に移っても、その体質に変更はないようです。

滝崎武光氏の経営者としての採点

95点

滝崎武光氏はマスコミ等に姿を見せないため評価が難しいのですが、キーエンスが会社の名前としては無名ながらも経営が超健全で社員の給与水準も最高レベルであること、キーエンスの株式は海外投資家からも評価されていることなどから滝崎武光氏が経営者として築き上げたものの大きさがわかります。

2位:ソフトバンク社長“孫正義氏” 資産額:117億ドル(約1兆1,700億円)

驚異的な粘り強さ

孫正義氏に関しては、多くの書籍やマスコミ等での報道で知らない人は少ないでしょう。経営者としてのお手本にしている人も多いはずです。韓国国籍で、差別も体験しながらソフトバンクの創業にまで到る道は決して平坦ではありませんでした。孫正義氏が経営者として成功した最大の秘訣はその「驚異的な粘り強さ」にあります。誰もが舌を巻くほど粘り強く交渉し続ける姿勢は、起業してなんとしても成功者として大成したい人にとっては必要な要素です。

危機を乗り越える精神力

孫正義氏が数多くのビジネスチャンスをつかんだのは、何度もおとずれる危機を自分の力で乗り越えたからです。渡米した時には英語の試験がうまく解けず、そのため試験官に「日本語ならこのテストの問題が解ける。だから辞書の貸し出しと時間の延長をして下さい」と交渉し、それを実現させました。また何度も体調不良で入院を繰り返すものの、その後はさらにパワーアップして活躍していきます。少年時代の貧乏な時代を乗り越えてきた経験が役に立っているのでしょう。

解決しない後継者問題

孫正義氏の優れた経営手腕は枚挙にいとまがありませんが、ソフトバンクの後継者に関しては解決が難しそうです。2015年、副社長のニケシュ・アローラ氏が有力な後継者候補でしたが、株主総会の前夜に電撃退任したため白紙に戻りました。孫正義氏も高齢の域に達するため、巨大なソフトバンクグループの後を継ぐ存在の登場が最大の課題と言えるでしょう。

孫正義氏の経営者としての採点

97点

日本だけでなく世界的にも有名な経営者である孫正義氏。起きている間中、ずっとビジネスのことを考え続けている姿勢は多くの起業志願者のお手本です。粘り強さが信条の孫正義氏ですが、それが強引だとの批判を浴びることもあります。そのバランスは経営者を目指す上で避けては通れない課題でしょう。

また、優れたカリスマ経営者の宿命として、後継者選びは難しいです。孫正義氏だけでなく、次のランキング1位の方も後継者選びには手痛い失敗をしています。

1位:ファーストリテイリング会長兼社長“柳井正氏” 資産額:146億ドル(約1兆4,600億円)

ランキング1位はユニクロ代表のあの人!

カジュアル衣料の製造販売「ユニクロ」を中心とした企業グループ持株会社であるファーストリテイリング代表取締役会長兼社長、それが柳井正氏です。ソフトバンクの社外取締役でもあるというのは面白いですね。

ユニクロ

デフレ時代に売上を伸ばしたユニクロ

バブル時代、多くの人がブランド品などの高級志向に走り、安い物を買うことは恥ずかしいという風潮すらありました。そして、いざバブル経済が崩壊してみると、「良い品質の物をいかに安く買うか」に人々の意識は変化しました。そして「100均ショップ」や「無印良品」などが経営を伸ばしましたが、その中にあってユニクロは新素材であるフリースを使ったジャンパーを中心に消費者のニーズをつかみ、爆発的に売上を伸ばしていったのです。

ユニクロの経営危機

そんなユニクロにも経営危機と呼ばれる状態は訪れています。その際には、ユニクロを世界レベルにまで引き上げた人物を解任するなどの措置もとっています。ファッション業界という業種は流行によって売上が大きく左右されるためやむを得ない事情もあるのかもしれませんが、経営者としては非情な決断も必要ということでしょうか。 柳井正氏は社外からの後継者づくりにことごとく失敗しています。長男への世襲も検討されているようですが、カリスマ経営者の後継者選びの難しさを象徴しています。

柳井正氏の経営者としての採点

95点

資産額ランキング堂々の1位に輝く柳井正氏ですが、ユニクロの過酷な労働環境による精神疾患などで批判も浴びています。その一方で、世界同一賃金構想を掲げたり、障害者を積極的に雇用したりしています。また、「ユニクロに悪口言って100万円」という面白い企画も行っています。これは、質の悪い商品やサービスを行っていないかを世に問うという斬新なアイディアでした。優れた経営者になるには、他の経営者とは違った突出した部分が必要なのでしょう。

日本の経営者、世界的に見ると?

日本の優れた経営者として、フォーブスに掲載された日本人経営者ランキング20とその経営する企業、さらには経営者の経歴や特徴、起業を目指す人にとって見習うべき点などについてまとめてきました。 日本のそうそうたる経営者も、世界的に見るとどの順位なのでしょうか?実は、日本人トップの柳井正氏でも世界全体では57位で、世界的なお金持ちから見るとちょっと淋しい(?)結果なのです。

日本の税制が厳しいことも理由なのかもしれませんが、かつて世界ナンバーワンをほこってきた日本の産業が軒並み低迷している表れなのかもしれません。 世界に通用する経営者を目指されたいのであれば、ビル・ゲイツなど世界的なトップ経営者も学ばれるべきかもしれません。

また、経営者として自社の売上や自分の所得だけでなく、社員の労働条件や福利厚生、社会貢献活動にも気を配る姿勢が成功への道しるべになっているようです!

もし、これら20人の経営者の後を継ぐような素晴らしい経営者になりたい

そんな経営者のあなたを悩ませるのが、会社の資金調達や資金繰りではないでしょうか?経営者であるあなたの資金調達能力を上げれば、会社は飛躍的に成長します。名だたる経営者に必須の調達スキルがヒト・モノ・カネというように、会社のお金を調達するのは非常に重要な能力の一つです。

そんな向上心のある経営者のあなたに、おすすめの資金の調達方法をご紹介いたします。

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