一生遊んで暮らせるお金持ちの人が読書だけは欠かさない5つの理由

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「大学生の45%が、一ヶ月あたりの読書量が0である!」と、2016年の全国大学生活協同組合連合会の調査で明らかになりました。

さらに、社会人であっても30%~40%程度が一ヶ月で一冊も本を読まないと答えていて、特に30歳以下の層が読書をしない傾向が強いようです。

現在では読書をしなくても、パソコンやスマホなどから情報を得ることができる時代です。そして、読書をしない理由として「時間がない」が圧倒的に多いです。しかし、本当に読書をする時間がないのでしょうか?

実は一生遊んで暮らせるほどのお金持ちの人は、読書を欠かしません

それを聞いて「暇があるから読書ができるんでしょ。」と考えがちですが、真実は逆です。忙しくて時間がないときでも読書をしていたから一生遊んで暮らせるお金持ちになれたのであり、その状態を維持するために読書を欠かさないのです。

お金持ちのビジネスマンと普通のビジネスマンの読書量は「約38倍」!?

あなたもお金持ちになりたいのであれば、まずなぜ一生遊んで暮らせるお金持ちの人が読書を欠かさないか、その5つの理由と、無理なく読書習慣をつけるための5つのステップをご紹介します。

理由①イメージトレーニングになる

読書でイメージトレーニング

お金持ちが読書をする理由として、読書がイメージトレーニングになる事があげられます。スポーツの世界で特にイメージトレーニングが効果的であることは知られていますが、お金持ちの多くは、読書することでお金持ちになっている状態をイメージすることによって、実際にお金持ちになるのです。

イメージトレーニングが効果的な実験例

イメージするだけで本当に願いが叶うのか、疑う方もいらっしゃるでしょう。そこで、興味深い実験をご紹介します。それは、ハーバード大学のパスカル・レオーネ教授らが行った実験です。

これは、まずピアノ初心者を集め、3つのグループにわけて比較実験したものです。

1つめのグループは5日間、毎日2時間ピアノの練習をしました。

2つめのグループは5日間、毎日2時間、ピアノをひいているイメージトレーニングをしました。(鍵盤はさわりませんでした)

3つめのグループは5日間ピアノの練習を全くしませんでした。

さて、気になる実験結果はというと、1つめのグループが一番上手になり、3つめのグループが一番弾けなかったのは当然ですよね。しかし、2つめのグループも1つめのグループほどではなかったにせよ、かなり上達していたのです。つまり、イメージトレーニングのみでも効果があったのです。実際の練習とイメージトレーニングを組み合わせると、さらに効果が高かったことでしょう。

実験について興味がある方はこちらをクリック

理由②人生の進むべき方向を示してくれる

生きていると、様々な悩みが生じます。そんな時、家族や親友など信頼できる人に相談するのが一番でしょうが、必ずしも期待した答えが返ってくるとは限りません。

そのような人生の悩みを解決するために読書はとても有効なのです。そして、時には自分が進むべき方向を教えてくれることさえあるのです。

お金持ちになる人は、そのような本を何度も何度も繰り返し読むようです。特に、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本は世界中のお金持ちが繰り返し読むことで知られています。

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理由③過去の人の失敗を学ぶことができる

次に、読書をすることによって、過去の人の失敗を知り、それを回避することができます。

例えば、電球を作ろうとした場合、何の知識もなしに一から作ろうとしたら、エジソンが電球を発明したのと同じ実験をしなければならないかもしれません。でも、そんなことをしなくても、電球を作ることはできますよね。

お金持ちは、伝記や歴史小説を好んで読む傾向にあると言われています。これは、それらの本が、成功者がどのようにして成功したかを学ぶだけでなく、どのような失敗をし、それを乗り越えたかを知ることができるからです。

人間関係の失敗、欲望のコントロールの失敗、お金にまつわる失敗など、本から学ぶことは多いのです。

理由④コストパフォーマンスが高い

お金持ちは、常にビジネスや投資のことに対してアンテナを張っているので、コストパフォーマンスについて常に考えています。つまり、安い仕入れにはとても敏感なのです。

そう考えると、読書はものすごくコストパフォーマンスに優れた自己投資だと言えます。 中には一冊数万円以上する本もありますが、一般の文庫本や単行本は数百円~二千円程度で購入することができます。さらに、中古本でよければ一冊百円程度で手に入れることも可能です。

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これほどコストパフォーマンスが高い読書。多くのお金持ちの人が「読書は最大の自己投資だ」と言うのもうなずける話ではないでしょうか?

理由⑤謙虚になれる

読書をすると、謙虚になることができます。なぜ謙虚なのが良いかというと、お金を持っている自分を客観的にみつめることができ、自分一人の力ではないことがわかるからです。一時的に大金を手にした場合でも、それを自分の力であると錯覚してはならないのです。

読書をすると傲慢になる?

一方で、読書をすると謙虚どころか傲慢になってしまうという説もあります。読書ばかりすることで相手より知識があるということで見下すようになるという考え方です。しかし、これは読書のやり方が間違っているからだと考えられます。その間違ったやり方は、大きくわけて2パターンあると思います。

パターン① 読書量が足りない

これは、普段読書をしない人ががんばって読書をした場合に多いのですが、本を読んで知識を得て、知ったかぶりをしてしまうことです。これは、テレビのニュースを見て、他のニュースを見ていない友達に自慢するようなものであり、本当の意味で知識がついているわけではありません。たくさんの本を読むと、いろいろな反対意見や別の角度からの考え方が得られ、謙虚になるのです。

パターン② 読書のジャンルが偏っている

もう一つのパターンが読書のジャンルが偏っていることです。いわば、「専門家」になってしまっていることです。一つの分野を極めることも大事ですが、広く浅い知識を得ることで、これまで気がつかなかった視点を得られ、謙虚になるのです。

気になる方におすすめなのは、雑学本です。様々なジャンルの雑学がちりばめられていて学びになり、デートの会話や宴会、旅行のクイズなどにも使えます。

それでは、いよいよ以下で「読書をするのがどうも苦手・・・」という方でも無理なく読書習慣を身につける5ステップをご紹介いたします。

読書習慣がないあなたにおすすめの5ステップ

By: Nacho

ステップⅠ 漫画

お金持ちや学者も漫画を読む

漫画、というと馬鹿にする人もいらっしゃいますが、漫画は決して捨てたものではありません。優れた漫画も数多くありますし、お金持ちや大学教授などの学者も漫画を好む人が多いです。

大人のための読書の全技術」など、読書法を広めようとされている斎藤孝さんも、漫画を読むことを薦められています。「ドラゴンボール」や「スラムダンク」などを特に絶賛され、著書やマスコミでそのような発言をされています。

また、少し古い本ですが「バカボンのパパはなぜ天才なのか?」という著書では、数多くの有名な漫画の1シーンを取り上げ、その中に深い教訓があることを語られています。

おすすめ漫画

漫画の中でも、特にお金持ちになりたい人にお勧めなのは、やはりビジネスや投資に関するものが良いでしょう。そこで2つおすすめの漫画をご紹介します。

インベスターZ』・・・中小一貫校の「投資部」に入ることになった主人公が、数々の投資を実践していくストーリー。投資の手法が学べるだけでなく、投資をする時の人の心理描写がとても面白いです。

商人道(あきんロード)』・・・中堅の総合商社に勤める主人公の若手商社マンが、中国のシェールガス開発成功のために活躍するストーリー。企業内の複雑な人間関係やギリギリの心理戦など、かなりリアルなビジネスの実情がわかる本です。

ステップⅡ 小説

歴史小説

漫画の次には、小説がおすすめです。最初は好きな小説で良いと思います。とにかくたくさん読んで読書習慣をつけることが大事なので、興味がある本やストーリー物が良いでしょう。

そして、ある程度本を読む習慣がついたら、ぜひ歴史小説にチャレンジして下さい

なぜなら、お金持ちの人が歴史小説を好んで読むからです。

ファーストクラスで読書する人は歴史小説がお好き

おすすめの歴史小説を一つ

宮本武蔵』・・・吉川英治著のものが一番良いでしょう。Kindleだと無料で読むことができます。武蔵と小次郎の対決や、一人で吉岡道場の数十人を倒した戦いなどが有名ですが、武蔵自身の葛藤や、同郷の又八との生き方の比較、その他いろいろな見方ができる壮大なストーリーです。

名作小説

名作には名作になる理由があります。学校の授業で名前だけは聞いたことがある有名作家の小説は、多少古い表現や難解な表現があるかもしれませんが、読むことをおすすめいたします。

ライトノベル

どうしても、読書がおっくうである場合は、ライトノベルでも良いです。もともとは気軽な感覚で読める若年層向けのものでしたが、最近では一般向けにも出版され始め、レベルが高くなってきています。

ステップⅢ 伝記

伝記はイメージトレーニングになる

子どもの頃、多く伝記を読まれた経験はないでしょうか?偉人の人生、特に苦労を乗り越えて成功した体験談は、あなたの生き方に指針を示しているかもしれません。そのように、伝記は「こんな人になりたい」という憧れを抱かせる役目があります。

そして、先に述べたようにイメージトレーニング作りに最適なのです。

また、伝記には子ども向けの漫画も多く出版されています。概略を学んだり、まずはイメージを捉えるために漫画はとても有効ですので、ぜひばかにせずに読まれてはいかがでしょうか?

おすすめの伝記

いろいろな人の伝記を読むと面白いものですが、あなたがどのような人になりたいかによって読むべき伝記は変わってくるでしょう。 お金持ちになりたいのであれば、やはりお金持ちの人、できれば現役の人が良いでしょうね。

孫正義正伝 志高く』・・・在日二世で極貧の生活から、アメリカへの留学、ビジネスへの取り組み、闘病、失敗と成功の繰り返しなどなど壮絶な半生が学べます。お金持ちになるためには並ならぬ行動力と努力が必要だなと気づかされる一冊です。

ステップⅣ 神話

意外と「人間くさい」神話

次いでおすすめなのが、なんと神話です。神話と聞いて「難しそう」、とか「意味がなさそう」と思われるかもしれませんが、読んでみると意外とはまってしまうものです。 なぜなら、今あるお話のほとんどが神話を元にしていると言っても過言ではないからです。

ストーリーやキャラクター、その他あらゆることが神話には詰まっています。 また、ゲームやアニメ、漫画、小説が好きな方は、神話を読むと、世界観や設定、キャラクターの名前や性格といったことが神話をもとにしているということが分かるでしょう。

そして、神話に出てくる神々は、「神」と名がついていますが、ものすごく「人間くさい」のです。嫉妬や憎悪、愛欲など、様々な感情に乱され、人をだましたりおとしいれたり、殺したり、罪を悔いたりと、人間関係の縮図がつまっているのです。

神とはいえ、万能ではないということがよく分かります。

おすすめの神話

ギリシャ神話北欧神話など、世界各国に素晴らしい神話がたくさんあります。そして、それらを読み比べると、かなり共通しているストーリーが多いことに驚かれることでしょう。

中でも、やはり「日本神話」は知っておくべきだと思います。

日本神話」・・・日本神話の大きな特徴は、神が人間になる、ということだと思います。これは、神は絶対的な存在という西洋的な思想と違う、日本人特有の考え方に基づくものだと思います。

ステップⅤ 古典的自己啓発書

最後は、古典的な自己啓発書です。現在も次々と自己啓発書が発刊されていますが、それらの元になっている原則は、実は古典的自己啓発書に端を発しているのです。ですので、「古典」と呼ばれるものは、自己啓発書のみでなく、目を通しておくべきでしょう。

まとめ 「お金がないから読書ができない」は言い訳にならない

さて、お金持ちが読書をする5つの理由、そしてお金持ちになるために読書習慣をつける5つのステップをご紹介して参りましたが、いかがでしょうか?

そして、「時間がない」という言い訳は通用しないと言うこともご理解頂けたことと思います。

そこで、もう一つの言い訳「読書をしたいけどお金がない」というものがあるかと思います。しかし、本当にお金がないのでしょうか? 食費、衣料費、交際費その他、少し減らせば本の数冊は買うことが可能です。

もちろん、古本屋やAmazonなどのネットショップも利用できます。 さらに。電子書籍の中には、著作権が切れたもので0円でダウンロードできるものもあるのです。 図書館に行けば、無料で新しい本を読むことができます。 そして、あまりおすすめできませんが、立ち読みすることだってできてしまうのです。

これだけ恵まれた環境であれば、読書をしない理由はありませんよね?

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