企業で新しいことを始める際には、設備投資や人材育成など、さまざまなお金がかかります。しかし、個人事業主や中小企業の場合、短期で小型のローンは借りにくいもの。お金の調達ができずに諦めた事業主の方も多いのではないでしょうか。
そんな個人事業主や中小企業の味方が、ビジネクスト株式会社のビジネスローンです。ここでは、ビジネクスト株式会社のビジネスローンのメリットと、審査を通すポイントについてご紹介します。
目次
■ビジネクスト株式会社とは？
By: Michael Kumm
ビジネクスト株式会社は、主に個人事業主や中小企業が行うスモールビジネス向けの融資を行う会社です。消費者金融で知られているアイフルグループが母体となり、これまでの事業から得られたノウハウを生かして設立されました。
個人事業主や中小企業の場合には、短期で少額な融資のニーズが多くあります。しかし、今までの金融機関ではそのニーズに応えることができませんでした。そこで、アイフルグループが中小事業者の成長を支援するために設立されたのがビジネクスト株式会社です。
商品には事業者向けのビジネスローンやカードローンのほか、医療機関や介護事業者向けのローン、また法人向けのクレジットカードなどがあります。
では、そんなビジネクスト株式会社のローンには、どのようなメリットが見られるのでしょうか？以下で詳しく見ていきましょう。
■【メリットその1】保証人や担保が不要
ビジネクスト株式会社のビジネスローンは、一部のローンを除いて保証人や担保が不要です。
通常のローンであれば連帯保証人や担保を必要とするため、実際に借入をするまでに時間がかかります。しかし、ビジネクスト株式会社のビジネスローンはこうしたものが不要なため、早くお金が必要なときに便利です。基本的に書類を提出してから、3営業日以内には融資が受けられます。
■【メリットその2】申し込みに手間がかからない
ビジネクスト株式会社のビジネスローンは、インターネットから簡単に申し込みができ、基本的に来店が不要です。必要事項をフォームに入力して仮審査を受け、その後書類を郵送して本審査、本審査に通れば融資を受けられます。
また、事業主用のカードローンであれば、申し込みだけでなく借入も簡単です。全国にある提携ATMからの借入や返済ができるほか、電話1本で簡単に借入できます。
■【メリットその3】事業用途であれば資金の使い方は自由
By: Jez Nicholson
ビジネクスト株式会社のビジネスローンは、事業用途内であれば自由に資金を使えます。一般的には事業拡大や一時的なつなぎ資金と使われることが多いです。また、業歴が1年以上あれば、開業資金として借入を行うことも可能です。
前述したとおり、ビジネクスト株式会社のビジネスローンは保証人や担保が不要なため、3日以内のスピード融資が可能です。そのため取引先が急に倒産してしまった、取引を急に停止することになったなどでまとまった資金が早急に必要な場合でも対応できます。
■【メリットその4】総量規制の対象外
ビジネクスト株式会社のビジネスローンは事業用融資のため、総量規制の対象外です。通常の個人ローンでは総量規制のため、年収の3分の1を超える借入はできませんが、事業用融資はこの対象から外れています。そのため、ビジネクスト株式会社のビジネスローンで借りられる最高額1,000万円の融資も可能です。
また、個人事業主でも確定申告書やビジネクスト株式会社が規定する事業計画や収支計画、資金計画を提出すれば、事業用の借入として認められます。そのため返済能力を超えない範囲内なら、個人事業主でも大きな金額を借りることが可能です。
さらに、ビジネクスト株式会社のビジネスローンは100万円以上の借入で、金利15%と比較的低金利です。個人事業主や中小企業が返済しやすいこともメリットでしょう。
■【メリットその5】包括的な資金計画の相談ができる
ビジネクスト株式会社は大手企業向けではなく、個人事業主や中小企業を成長させることを目的に設立されています。そのため、個人事業主や中小企業の事業計画、返済計画を含め、包括的な資金計画の相談ができます。
ビジネクスト株式会社は、事業者にローンを貸し付けるだけではありません。売掛債権ファクタリングで資金繰りの相談をしたり、振込手数料を減らすために振込代行サービスを提供したりと、中小規模向けの事業者のためのさまざまなサービスを展開しています。
こうしたサービスと合わせて、事業計画や返済計画を相談できるのは、中小規模の事業者をターゲットとしているビジネクスト株式会社ならではのメリットと言えます。すでに10万口座以上の契約実績があり、信頼性も高いです。
このように、ビジネクスト株式会社のローンにはいくつかのメリットが見られます。ただし、その反面でデメリットも見られるので、利用するかどうかはデメリットを確認してから判断することが望ましいでしょう。
次からは、ビジネクスト株式会社のデメリットについてご紹介していきます。
■【デメリットその1】即日融資ができない
ビジネクスト株式会社のビジネスローンは、即日融資ができません。
ビジネクスト株式会社のビジネスローンでは、人の手を使って慎重に審査を行っています。そのため非常に信用性は高いですが、即日融資が難しく「どうしても今日中にこの金額が欲しい」という人には向きません。
もし即日融資を希望するなら、即日融資が可能な業社の事業者用カードローンなどを利用した方が良いでしょう。
■【デメリットその2】法人の場合は連帯保証人が必要
「メリットその1」で「保証人や担保が不要」と記載しましたが、例外があります。それは、申込者が法人の場合です。法人の場合には第三者の保証人は必要ありませんが、代表者が連帯保証人となります。
つまり、会社として返済ができなくなった場合、代表者個人の財産から返済するという契約です。もし、会社が倒産したら会社の利益は一切なくなるため、借入れている金額が大きいと個人では返済できなくなる危険性もあります。
■ビジネクスト株式会社の審査を通す4つのポイント
By: Steven Lilley
ビジネクスト株式会社は前述したように、事業を営んでいる人向けのローンです。基本的に事業を行っている人でなければ借入はできません。さらに、その中で貸付をしてもらうには、審査を通る必要があります。ここからは、ビジネクスト株式会社の審査を通るための4つのポイントをご紹介します。
【ポイントその1】自分の信用情報を確認する
ビジネスローンに限ったことではありませんが、審査を通過するためには自分自身の信用情報が最も重要です。資金を貸付ける側もきちんと貸したお金を返してくれるという保証がない人には、お金を貸したくありません。そのため、ローンの審査では「貸したお金をきちんと返してくれるか」を審査します。
個人の信用情報はJICC（株式会社日本信用情報機構）、KSC（全国銀行個人信用情報センター）、CIC（株式会社シーアイシー）の3つが管理しており、貸金業者はこのいずれかに加盟していれば、そこに登録されている個人の信用情報を閲覧できます。これらのうち、ビジネクスト株式会社はJICCに加盟しています。
つまり、過去に延滞や遅延をしていた事実なども、すべて審査する会社に筒抜けです。こうした事実がある場合、貸付をする会社側も「本当にお金を返してくれるだろうか？」と不安になるため、審査を通ることが厳しくなるでしょう。
また、ビジネクスト株式会社のローンは事業者向けであるため、事業者本人だけでなく会社の信用情報も大事です。このことからビジネクスト株式会社のビジネスローンでは、会社の経営状況なども細かく審査します。個人の信用情報に傷がなくても、会社の経営状況が厳しいと借入は難しいでしょう。
【ポイントその2】申請時に嘘をつかない
ビジネクスト株式会社のビジネスローンでは、申請時に年商や創業年数などを入力しますが、このときには正しい内容を入力しましょう。なるべく多い金額を借りたいからといって、嘘を入力することは厳禁です。嘘をついても提出書類等でばれてしまうため、逆にビジネクスト株式会社からの心象を悪くしてしまいます。
前述したとおり、ローンを貸し付ける会社にとって「相手が信用できるか」というのは非常に重要なポイントです。嘘をついて大きな金額を借りようとすると、ばれたときに信用を落としてしまいます。大きな金額を借りたいと思っても、正直な情報を入力して、自分の借りられる範囲に留めておきましょう。
【ポイントその3】借入金額を低めに設定する
基本的にローンは高い金額を借りようとすればするほど、通りにくくなります。なぜなら、高い金額ほど「本当に返済できるのか」と貸し付ける方が不安になるためです。したがって、確実に借りたいと思うなら、借入金額を低めに設定した方が良いでしょう。
ただし、借入金額を設定するときは、ほかの借入も加味して考えなければなりません。ビジネクスト株式会社ではJICCに加盟しており、個人の信用情報を閲覧できます。そこにはどこからいくら借りられているかも明記されています。
他に返済すべきお金がある場合、貸付ける側は貸付に慎重になります。年商や経営状況を他の返済と合わせて「返せる」と判断した金額しか借りられません。もし、ビジネクスト株式会社のビジネスローンで大きな金額を借りたいと思うなら、すでにある返済を完済してからの借入が無難です。
【ポイントその4】必要な書類をしっかり用意する
ビジネクスト株式会社で本審査を行う際には、フォームで入力した内容を証明する書類を送付する必要があります。これらの書類をしっかりと用意することも審査を通すポイントです。
ビジネクスト株式会社のビジネスローンを借りるには、法人個人ともに身分証明書、決算書・確定申告2期分が必要です。さらに法人の場合はこれらに加えて、登記事項証明書を用意しなければなりません。
身分証明書は法人の場合代表者本人のものを、個人事業主の場合は個人のものが必要です。運転免許証や保険証、パスポートなどで問題ありません。また、決算書・確定申告書は基本的に2期分ですが、創業して2年目などの場合には1期分でも受け付けてもらえます。
このほかにも審査の段階で、印鑑証明や資金繰り表などの提出を求められる場合があります。設備投資で借りる場合には、事業計画書も必要です。こうした書類を求められた際には、正確なものを用意し、早めに送るようにしましょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか？
事業主にとって資金繰りや資金調達は、避けて通れません。そういった場合に利用できるビジネスローンとして、ビジネクスト株式会社のビジネスローンは効果的な手段と言えるでしょう。
今回ご紹介した融資も効果的な資金調達手段ですが、売掛金を売却して資金を得るファクタリングも、会社によっては効果的な方法となります。ファクタリングについてさらに詳しく知りたい方は、無料診断を行っている資金調達プロのホームページへアクセスしてみましょう。
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