これさえを知っておけば大丈夫!投資詐欺師が行う5つの手口

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最近振込詐欺などの詐欺のニュースがとても多いです。

電話の振込詐欺などの被害者のほとんどは高齢者の方なので自分は関係ないと思われるかもしれませんが、実は振込詐欺の15倍以上の被害額があると言われている投資詐欺の被害者のほとんどは若い人だそうです。

しかし投資詐欺のパターンはポンジ・スキームと言われるたった5つの手口に当てはまるもが95%を占めると言われていますのでその手口を知っているだけで投資詐欺の被害から自分の身を守ることができます。

今回はその手口の情報をお伝えしていきます。

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①ポンジ・スキームとは?

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ポンジ・スキームはアメリカの天才詐欺師、チャールズ・ポンジから来ています。チャールズ・ポンジが行っていた枠組みを伴う計画(スキーム)でポンジ・スキームです。

チャールズ・ポンジは、1910年代に三ヶ月で40%の利回りを出すという営業文句で投資家を集め、数千人から1000万ドルにも及ぶ大きなお金を集めたのち、自転車操業(運用をせず預かったお金をそのまま配当に充てること)で出資者に配当を払っており、破綻させることが前提の詐欺であったことがわかり刑務所に収監された人物です。
(参考:チャールズ・ポンジ – Wikipedia

ポンジ・スキームは人間の心理をうまく利用しており、どんどん出資者及び出資金が増えていくので様々な詐欺の分野で使われている手法です。

②ポンジ・スキームの5つの手口

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1:高利回りである(年30%~年100% 月2%~月10%程度)

ポンジ・スキームでは一般的な利回りで勧誘することは少ないです。年に数%の普通の利回りで爆発的にお金を集めるのは難しいからです。

年30%以上や月3%以上などの利回りを提示されたら詐欺を疑いましょう。

(※100万円を預けたら一年後に130万円になるというのが30%の利回りということです。)

2:少額から投資可能(数十万から100万円程度)

人間というのは最初の一歩を踏み込むのは大変ですが、それ以降は心理的ハードル低くなります。少額からできるという最初の一歩を踏み出させることでその後に追加出資を狙っているのです。

1億円騙されたという人も最初から1億円を出資したわけではなく最初は数百万円程度の出資だったというケースが非常に多いです。

3:毎月配当(月2%~月10%程度)

毎月配当にすることもポンジ・スキームの特徴です。

接触する頻度が高いことというのはそれだけで信頼をする傾向が人にはあります。毎月毎月配当をだすことで出資のことを思い出させて、信頼を勝ち取っているのです。

高配当な商品で信頼を得てしまったら詐欺はすぐに広まっていきます。

4:紹介料が高い

意外と知られていないことですが、投資詐欺師は紹介者に紹介料を払っていることがほとんどです。

しかもこの紹介者のほとんどは詐欺だとわからず「本当にいい商品だから人に勧めたい。しかも紹介料が入るなんて!」と思っていることがほとんどです。詐欺を拡大させてしまう一因を担っているなんて紹介者は微塵も思ってもいないわけです。

この紹介料ですが、出資者の配当と同じくらい払っているケースが多く、例えば出資者に月3%の配当を払っていたら紹介者にも月3%払っているケースがあります。

合計で月6%、年に72%となり、出資者と紹介料だけでこんなもお金が必要になってくるわけですね。

このくらいの運用利回りは絶対に不可能とはいいませんが、こんな運用利回りを継続できる人がいたら人からお金を預かるということは絶対にしないはずです。

5:信託されていないイレギュラーな契約

投資信託などの契約ではなく、ポンジ・スキームの詐欺で多いのはお金の貸し借りの契約(金銭消費貸借契約など)で投資を募るケースが非常に多いのです。

この時の営業文句はこうです。

「お金の貸し借りの契約なので元本は保証されています!」

投資では元本を保証することが禁止されています。元本保証は銀行預金(普通預金、定期預金)と国債のみに適用できる言葉です。

元本を保証するという言葉や貸し借りの契約などがでてきたら詐欺を疑いましょう。

 

③知っておいてほしい最初は詐欺ではなかったケース

最初から詐欺をするつもりはなかった!でもお金がなくなってしまった!

というようなことをいう詐欺師がいます。そしてこれは真実であることが多かったりもします。

「最初はうまくいっていたんだけど、途中から運用の調子が悪くなってしまって、でもお客さんを安心させるために配当を出し続けてしまって、途中から自転車操業になってしまって、後戻りができなくなってしまって、、、、」

よくある話です。これは途中から詐欺になっており、自分のことを正当化しているに過ぎないのですが。

結果的にお金がなくなるという意味では詐欺でも運用失敗でも同じです。

上記の5つの手口に当てはまるのであれば遅かれ早かれ運用が破綻するのは目に見えています。

人間は弱い生き物です。最初にうまく行かなくなってきた時に、自分一人しか運用失敗していることを知らなければなんとか辻褄をあわそうとしてしまうものなのです。

そしてこういったケースは数年くらいは明るみに出ず、被害が拡大し続けることが多いです。

④もし詐欺にあってしまったら、、、

もし詐欺被害にあってしまったらまずはなるべくはやく専門家に相談することが大事です。

詐欺は時間が経てば経つほどお金というものは戻ってきにくくなりますので、時間との勝負になります。

まずはNPO詐欺被害救済センターで詐欺被害の相談をしてみることをおすすめします。

 

最後に

自分が詐欺にあうわけがない!と思っている人ほど大きい被害にあってしまったり、詐欺商品を人に薦めてしまうものです。

自分だけは特別とは思わず、上記のポンジ・スキーム詐欺のパターンに当てはまったら絶対に関わらないようにしましょう。

3年後にその投資詐欺が明るみに出た時、やっぱり!と思うのもなかなかおもしろいものです。

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