この記事を見ている人は何らかの事情を抱えていて「自力でお金を稼ぎたい」と考えている人がほとんどでしょう。育児・家事のために在宅でお金を稼ぎたいという主婦の人、本業の仕事があるけれど別の収入源も確保したいと思っている人、現在、無職で切実にお金が必要な人もいるでしょう。
筆者はそのような「自力でお金を稼ぎたい」方の相談に乗ることが度々あります。多くの人は自力で稼ぎたいといっても自分は大したスキルをもっていないから難しいだろうと思いこんでいます。一方で、実は、ほとんどの人が自身は気づいていないけれど、何かしらのお金を稼ぐことができる「スキル」「場所」「物」を持っています。しかし、もったいないことにそれを有効活用できていない場合が多いのです。
近年、インターネット上に様々なWebサービスが登場したことで、自分が持っている「スキル」「場所」「物」を活用してお金を稼ぐことはこれまでに比べて容易になりました。当記事ではお金を稼ぐための具体的な方法を一挙に紹介します。
【お金を稼ぐための8つの方法(難易度低→高)】
目次
1.ライティング
画像引用元:Flickr by Fredrik Rubensson
未経験者のあなたでも始められる
お金を稼ぐのに手っ取り早くとりかかることができる方法は文章を書くライティングです。ライターといえばちょっと敷居が高く感じるかもしれません。しかし、今やライターはほとんどの人がなれる仕事になりました。
以前は紙媒体の文章を書くライターは敷居が高いものでした。しかし、現在、インターネット上にニュースサイト、ブログサイトなどのWebサイトが急増し、そのサイトのコンテンツとなる文章を書く「Webライター」の仕事は急増しています。
ライティング仕事を見つける方法
それではライティングの仕事を見つけたいといってもどこで仕事を見つけるのかわからないという人もいるでしょう。ライティング仕事を見つける方法をご紹介します。
クラウドソーシングサイトで見つける
クラウドソーシングサイトとは仕事を頼みたい人と、仕事を請けたい人を結ぶサイトです。LancersやCrowdworksといったサイトが有名です。これらのサイトには大量のライティングの仕事があります。仕事内容、給料を選ばないかぎり大抵の人がライティングをできるといっても過言ではなく、すぐにとりかかることができます。
たとえばランサーズで実際にライティングの仕事を探してみました。すると、「お金をかけずに人生を楽しむWebマガジンの記事執筆依頼」という仕事がありました。執筆テーマは安く料理を作れるレシピの紹介、節約術など多岐にわたるようです。1記事1000字程度で報酬は1500円。
こういうテーマは多くの人が書くことができるものではないでしょうか。主婦の人であればたくさんテーマを見つけることができそうです。1記事1000文字ですので1時間から2時間ほどで書くことができるでしょう。
こういう記事を1日1記事ずつ書いていくと月4万円ほどの収入となるのです。主婦でも、サラリーマンの副業としても学生のバイトとしてもそれなりの金額を稼いでいくことができるのです。
こういう仕事で多くの人に読まれる、シェアされる「バズる記事」をかくコツを習得すれば、さらに単価の高い仕事を請けることができるようになりお金を稼げることにつながります。また後でご紹介しますがアフリエイトサイト用の記事執筆のスキルを磨くことにもつながります。
ライターを募集しているWebサイトに直接応募
上記のクラウドソーシングサイト以外にも自社Webサイトで直接専属ライターを募集している会社は多数あります。インターネットで「ライター募集」と検索すると良いでしょう。これらのライターの求人は記事の報酬も高めで採用されるハードルもあがります。しかし、前述したクラウドソーシングサイトで記事を執筆してきた実績を作っておけば採用される確率も大幅に上がることでしょう。
2.写真を販売する
写真を撮影し販売するというのはこれまでプロのカメラマンの仕事でした。しかし写真を販売できるWebサービスが登場したことによって素人でも写真を販売できるようになっています。そのWebサービスとして代表的なのがPIXTAです。
「PIXTA」インターネット上で写真を販売
画像引用元:Flickr by Zorah Olivia
PIXTA上では写真を販売したい人が写真を掲載し、写真を購入したい人が写真を購入することができます。掲載した写真が購入された場合、写真購入料金のうち一定の手数料がPIXTAに徴収され、手数料を除いた料金は写真を掲載した人の報酬となります。
当初は月の報酬7000円だったのですが、Aさんは「顧客はどんな写真を欲しがっているのか」顧客視点、マーケティングの視点を持って写真撮影を追求しました。またAさんは風景写真で勝負するのではなく、人物写真で勝負することに注力しました。なぜならそのほうがPIXTA上で競合が少なく、顧客からの需要が多いからです。そのように戦略的に写真撮影を工夫した結果、PIXTAでの売上がどんどん伸びていきました。現在、Aさんは正社員をやめてPIXAでの写真販売を主に生計を立てているそうです。
写真で稼ぐ上でも重要なのは顧客視点
Aさんの例のように顧客視点を持つことは写真でお金を稼ぐ上でも非常に重要なことです。顧客は写真を加える事で運営しているブログ、Webサイトがよりわかりやすくなることを期待しています。どの顧客も現状を良くしたいという意図を持って写真を購入しています。
「顧客はどんな課題を抱えていて、写真でどうやってそれを解決したいと考えているのか」を想像すること。これができれば写真販売でも多くのお金を稼ぐことができるのです。
3.外国人旅行者に家庭料理をご馳走する
近年、訪日外国人旅行者が急増しています。それに伴い多くのビジネスチャンスが生まれていますが、そのビジネスチャンスをうまく捉えましょう。
「KitchHike」料理のマーケットプレイスサイト
画像引用元:Flickr by *pb*
家庭料理を旅行者のために調理することをサービスとして販売できるマーケットプレイスサイト(※商品・サービスを自由に売買できるサイトのこと)です。
家庭料理の調理であれば主婦の人でも調理することは可能でしょう。実際にシェフではない多くの人がこのサイトに登録して外国人旅行者に対して料理を振舞っているようです。
料理の料金は自由に設定できます。1食30ドル〜40ドル(3600円〜4800円)ほどの料金で料理を振る舞っている人もいて外国人旅行者からの反応も良いようです。1食の原価は1000円と見積もっても1人あたり2000円以上稼ぐことができますし、大人数の顧客に調理する場合1晩で1万以上稼ぐことも可能ということです。ただし、高額な料金に設定する場合は、それなりにしっかりとした料理をふるまう、顧客と交流をしっかり取らなければ顧客から低評価を受ける恐れがあります。
貸し手はCaFore上に住んでいる地域、車を貸し出せる日の日程、レンタル料金などを登録します。借り手はCaFoReで住んでいる地域、日程、レンタル料金からレンタルできる車を探すことができます。
【取引成立の流れ】
借り手が借りたい車をCaFoReで発見
↓
貸し手に貸してほしいとリクエスト
↓
貸し手がリクエストを了承すれば取引成立
↓
車の受け渡し
↓
料金が振り込まれる(※CaFoReへの出品料はいりませんが料金のうち10%の手数料がCaFoReに徴収されます。)
このように車が余っていたら、それを活用してお金を稼いでみましょう。
5.手芸品を販売する
アクセサリー、ペンダント、服などの手芸品を趣味で作っている人はそれを一度販売してみてはいかがでしょうか。そういった手芸品を販売するのは手芸品に特化したマーケットプレイスサイトの登場でより容易になっています。
「Etsy」世界的に有名な手芸品を売買するサイト
画像引用元:Flickr by Annie Pilon
たとえば世界的に有名な手芸品を販売することに特化したサイトEtsyがありますが、このEtsy上では世界中の手芸品を販売する売り手と買い手が売買をしています。
ヘアバンダナ販売で1億円以上を売り上げた人も
たとえばある米国人女性がEtsyでヘアバンダナを販売し始めました。商品写真に統一感を持たせるなどの工夫をした結果、1年間に100万ドル(約1億2000万円)を売り上げることに成功した例などもあるようです。(現在は手芸品以外の商品を販売し始めたためにEtsyでの販売はしていないようです。)
日本の包丁を販売している人も
日本の包丁を販売している人もいます。(ただし海外の人ウケしやすいようにデザインをよりスタイリッシュなものに変えているようです。)購入者からのレビューも100以上ついており、なかなか売れていることが察せられます。
日本国内で有名な「Minne」「Creema」
「Minne」には200万以上、「Creema」も180万以上の手芸品が掲載されています。Miinneはカワイイ系、Creemaのほうがキレイ系な印象のサイトになっています。
手作りのスマホケースを販売したところ爆売れ
Minneに関してはテレビ番組の「ガイアの夜明け」において取り上げられており、Minnneで多くの手芸品を売り上げている主婦が手作りで製作したスマホケースをの例が紹介されていました。上記の写真がその主婦の方が販売しているスマホケースです。値段は5600円と高めですが、Minnne上で全て売り切れとなるくらいの人気商品となっています。(ガイアの夜明けに紹介される前から人気だったようです。)
何かユニークな手芸品を作る趣味があるような人は一度MinnneやCreemaに出品してみてはいかがでしょうか。爆売れするかもしれません。
もちろん、このMinne、CreemaなどのWebサイトで販売する上でも顧客視点は欠かせません。「どのような商品写真が顧客から好まれるのか?」「どのような商品が顧客から求められているのか?」を追求することが手芸品を販売する上での成功への近道でしょう。
6.空いてる部屋を活用
画像引用元:Flickr by Dan Taylor-Watt
近年日本でも知名度が高まってきているのがAirBnBです。AirBnBとは空いている部屋などがあれば、それを宿泊用に他の人に販売できるサイトです。
「AirBnB」訪日外国人旅行者急増の波に乗る
画像引用元:Flickr by Moyan Brenn
部屋の宿泊料金は自分で設定することができます。日本の東京であればだいたい6000円くらいが平均宿泊料のようです。昨今の訪日外国人旅行者の急増などで東京のホテルの宿泊料は高騰し、宿泊施設も不足していると言われています。このAirBnBはホテルに比較すると安く旅行者からのニーズは今後も増えていくでしょう。
AirBnBであれば空いている部屋を活用するだけで1日に数千円稼ぐことができます。もちろん宿泊するゲストに対応する手間はあるものの、AirBnBに求められているのは、ホテルの対応というよりもむしろフレンドリーな交流が求められているためにストレスはそこまでないでしょう。
部屋の運営を任せる代行サービスを利用する
外国人に対応するのが不安、部屋の清掃が面倒、そもそもどう始めればいいのかわからないという人もいるかもしれませんが、AirBnBの運営をまるごと代行してくれるサービスもあるようです。そのようなサービスをうまく活用して部屋を宿泊用に貸し出し、ひと稼ぎしてみてはいかがでしょうか?(例AirBnB運営代行会社Zensなど)
7.自分の経験、趣味をお金に替えるアフィリエイト
すぐにお金を稼ぐことは難しいですし、必ず稼げるとは言い切れない難易度の高いお金稼ぎの方法はアフィリエイトです。しかし一旦稼げるようになると長期にわたって、ほぼ自動的にお金を稼ぐことが可能となります。アフィリエイトとは商品・サービスを広告主の代わりに自分のサイトやブログで宣伝して購入につなげ、報酬をもらう手法です。
アフィリエイト事例)看護師求人サイト
たとえば看護師の登録を増やしたい看護師専門求人サイト(広告主)がいるとします。そのサイトを自分のサイトやブログで宣伝・紹介してあげて、そのサイトに登録した看護師がいた場合に報酬を得ることができます。
アフィリエイトでは自分の経験、趣味を自分のサイトやブログ上で記事として発信することでお金に替えることができます。たとえば看護師の人、もしくは看護師だった人は自身の看護師の経験を元に記事を書くことができるでしょう。
例えば自分が別の病院に転職した経験がある場合に、どんなことを考えて転職したか、どうすれば成功する転職ができたのかといった記事をかけるでしょう。そういった人は看護師専門求人サイトとアフィリエイト提携すると良いです。
書いた記事が多くの読者を獲得することができ、その読者の中から看護師専門求人サイトに登録する人がいた場合報酬を獲得することが望めます。
画像引用元:Flickr by Garfield Anderssen
日本で売れそうな商品を海外で見つける
さらに難易度は上がりますが、ニッチな商品を海外から輸入してWebサイトで販売する輸入ビジネスもご紹介しておきましょう。
海外には日本では販売されていないけど、日本でそこそこ売れそうな商品というのはたくさん存在しています。その商品を輸入してWebサイトで販売することで十分にお金を稼ぐことができるビジネスが作れます。
その理屈は十分にわかるけど、そのような商品をどこで見つけたらいいのかわからないという人もいるでしょう。
売れそうな商品を見つけるには「交易会」に参加
そんな人におすすめするのは「交易会」に顔を出してみることです。中国の広州で広州交易会という世界中から商品を販売するサプライヤーと、商品を購入するバイヤーが集まる展示会があります。年に2回春と秋に開催されています。
その交易会で日本で売れそうな商品を探してみてWebサイトで販売してみると爆売れするかもしれません。筆者の知り合いにも、実際にこの交易会で商品を見つけて輸入し、Webサイトで販売したところ爆売れした人もいます。
まずは1円稼いでみよう
上記にあげた方法には、すぐにお金を稼ぐことができるようになるものもあれば、ある程度時間がかかるものもあります。そのどの方法であれ1円でも稼ぐことができたら、その経験は血肉化しお金を稼ぐための最大の資産となります。その経験を積み重ねていくことで自力でお金を稼ぐ力がどんどんついていくことでしょう。
まずは自身が持っている「スキル」「場所」「物」をリストに書き出してチャレンジできる方法を検討してみてはいかがでしょうか。