賃貸の家賃交渉で20万円以上安くするためのポイント

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現在3月で一年間で一番の引越のシーズンになってきました。

ずっと実家暮らしでないのであれば一度は賃貸住宅に住んだことがあると思います。

日本では値切りというのはあまり一般的ではありません。会社間の取引ならまだしも個人の買い物などで値切ることってありませんよね?

しかし賃貸住宅を借りる時、値切りをしないというのはとても損です。

今回は賃貸住宅を借りる時に値切る時のポイントをお伝えしていきます。

 

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賃貸住宅を値切る時のポイント

不動産の仕組みを知っていると思わせる

まず大切なことは不動産の仕組みを知っている人だと思わせるということです。

そんなこと言われても不動産のことなんてちんぷんかんぷんですけど、、、と思われるかもしれませんが大丈夫。

そういう方のために不動産の仕組みを知っていると思わせれる魔法の言葉を伝授します。

それは媒介(ばいかい)です。媒介にはいくつかの種類があり、大きく分けると

1.一般媒介(イッパンバイカイ)幾つもの不動産屋で借主を探せる。
2.専任媒介(センニンバイカイ)大家とその不動産屋しか借主を探せない。

という2つの媒介があります。ここで不動産屋に

「専任の物件ってあります?」と聞いてみましょう。そうするだけで担当者の扱いが変わってきます。

この言葉だけで「不動産の仕組みを知っている人」と思わせることができます。

これは賃貸に限ったことではありませんがなにも知らない人だと思われてしまうと不利なことばかりです。

不動産屋の言いなりになってしまって無駄な保険をつけられたり、部屋の不具合を自分のせいにされたり、、、そういったことを避けるためにも不動産屋に不動産の仕組みを知っていると思わせて下さい。

では今回は例として「家賃10万円、敷金2ヶ月分、礼金2ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分」という物件があるとします。

初期費用としては70万円といったところでしょう(家賃は最初に二ヶ月分用意するのが普通のため)。

そして値切る順番は

①礼金
②フリーレント(最初の半月や1ヶ月を無料で住むことです)
③家賃
④設備交換
⑤仲介手数料
⑥交渉の時期(できれば)

です。

家賃から値切りに行かないところが大きなポイントです。

家賃は地域の相場や地価の問題、同じ物件の居住者など様々要素によって決定しているので下がったとしても2000円~5000円くらいが限度なのです。

1:礼金

では礼金で考えてみましょう。礼金2ヶ月分のところを1ヶ月に値切ることが成功できると10万円の値切りに成功したことになります。

仮に2年間その物件に住むとなると10万円を24ヶ月で割れば約4200円家賃が下がったと同じ効果があるのです。礼金の半分は不動産屋に入るケースが多いので値引きの権利を持っている事が多いのです。

2:フリーレント

礼金の交渉が終わったらフリーレントを控えめに半月分交渉しましょう。

家賃10万円の物件で半月分のフリーレントができたら5万円分浮くことになります。

これだけで先ほどの礼金の一ヶ月分とフリーレントの半月分での15万円浮くことになり、2年住むと考えると家賃を6000円値切りれたことと同じになります。

ここでは「今の部屋を退去するまでフリーレントをつけてもらえませんか?二重家賃は困るので。」といいましょう。フリーレントをつけてくれやすくなります。

3:家賃

礼金、フリーレントと順調に値切りに成功したら家賃交渉をしましょう。

ここで大切なことは断られても全く問題無いということです。

先述のように家賃あ値切りにくいですし、値切れなくても次の設備交換の時の交渉に使えます。

4:設備交換

家賃交渉が断られたらすかさず「家賃の値引きが難しいようでしたらエアコン(エアコンでなくても可。少し古そうな設備をいうことが大事です。コンロやガスなど)を新しくしてくれないかと大家さんに話していただけますか?」と言いましょう。

古くなってきている設備は近いうち新しいものにしなければと大家さんも考えているものなので新しくしてくれる事があります。

家賃の値引きが断わっている分、次の提案は断りにくくなるという交渉のテクニックも上記の言葉に含まれています。

5:仲介手数料

最後の最後に仲介手数料の交渉をします。仲介手数料は不動産屋の利益です。

仲介手数料なんて家賃の一ヶ月分が普通でしょ?と思われるかもしれませんが大丈夫。仲介手数料は「貸主、または借り主から不動産屋が請求できる手数料で、その金額は家賃の一ヶ月分を超えてはならない。」と法律で決まっているのです。

借り主からというところがポイントで、大手のミニミニやエイブルなどが「仲介手数料半額!0.5ヶ月分!」と謳っているのはもう0.5ヶ月分は大家さんからもらっているということなのです。

仲介手数料を半額に出来ない場合「それなら20%でもいいから安くして下さい」と言ってみましょう。

先述した譲歩のテクニックて「20%くらいならいいか」と値引きに対応してくれるケースが多いです。

20%でも家賃10万円なら2万円も安くなったことになります。



6:交渉の時期

3月にこの記事を書いていてなんですが交渉の時期としては一番不適な時期です。

3月から4月にかけては1年で引っ越しが多い時期です。進学、就職、転勤のシーズンのなので大家の立場からすると交渉相手も多いし、わざわざ値引きをしてまであなたに住んでもらわなくてもいいという強気な時期なのです。

では逆に交渉しやすい時期はいつか?

5月です

なぜか?答えは簡単です。

3月~4月にかけての引越のシーズンに契約をすることが出来なかった大家さんはもしかしたら次の4月まで誰も住んでくれず、一年間収入がないかもしれないという不安に駆られる時期が5月なのです。

一年間誰も住んでもらえなかった場合、家賃が10万円なら12ヶ月分で120万円+初期費用の50万円(家賃分を抜いてあるので70万円から20万円引いてあります。)で170万円も大家さんが損することになります。

では5月に上記のような交渉をされて20万円程度値引きをしたところで150万円のプラスになるわけですから大家さんとしても住んでもらったほうが嬉しいのです。

5月は大家さんとしても損失を少なくしようと思って値切りに応じてくれる可能性が極めて高いのです。

家賃交渉は正直トークや話術よりも時期の方がよっぽど大切です。

 

まとめ

上記のすべてが成功したとすると

礼金:20万円が10万円

フリーレント:10万円が5万円

設備交換:5万円程度

仲介手数料:10万円が8万円

となり70万円払うところが53万円+新しい設備ということになり、17万円以上のお金が浮くことになります。かなり大きなお金ですよね。2年間の24ヶ月で換算したら月々7000円家賃を下げてもらったことと同じ効果が得られたことになります。

知っているだけでこれだけのお金を使わなくて済む。

不動産屋のカモにならないように最低限の交渉のポイントを抑えておきましょう。

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